12. 立雲霧による雲雲海が発生するイメージ図

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まず”立雲霧”について説明します。この言葉はともじいが勝手につけた言葉です。この霧は立雲峡以外から竹田城跡を見た場合、竹田城跡には霧が掛かっていないが立雲峡から見ると竹田城跡に霧が掛かっているように見える場合です。特に立雲峡のライブカメラで見るとこの傾向がはっきり分かります。肉眼で竹田城跡を見ると霧が掛かっていながライブカメラを通しては霧が掛かって見えるのです。目の前にある霧なのですがそのようにみえるのです。空にある霧は遠近が分かりにくいからです。また立雲峡には部分的に霧が発生することがあります。だから名前が立雲峡なのです。そういう谷間(凹地)なのです。ここに霧が発生するのです。更にこのように見えるには二つのケースがあります。                                               その一つは濃霧注意報が発令された日で夜明けに見るとき、竹田城跡には濃霧は残っていないがこの立雲峡にだけ濃霧(霧の残骸)が残っていることがあるのです。それだけ立雲峡は霧の消えるのが遅いということです。だから立雲峡から見るとあたかも竹田城山に霧(雲)がかかっているように見えるわけです。2022の場合で6回ありました。6/70で濃霧注意報発令日の9%となります。                     その二は濃霧注意報発令日以外で以上に記した現象が現れる場合です。これは立雲峡にだけ霧が発生する現象で起きます。立雲峡はその名のとおり霧が発生しやすい場所なのです。2022の場合で11回発生しています。その一とその二を合わせて年間17回で(17/365)約5%が立雲霧となっています。竹田城跡にはこういう雲海(雲雲海)もあるということも知ってください。(知って頂けたらうれしいです)

この立雲霧は2021年の秋に発見しました。それまでの観測データには立雲霧はありません。長年竹田城跡雲雲海を観測していたのでその存在を掴んだと言えます。

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