4. 竹田城跡雲海の基礎知識18ケ条

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  1.  「天空の城」雲海とは、兵庫県朝来市の竹田城跡に発生する雲海のことを言います。
    呼び名はペルーのマチュピチュからきています。
  2. 雲海を見る場所は竹田城跡の対岸にある立雲峡です。立雲峡には展望台があります。
    (上から順番に第1、第2、第3と三つあります)
  3. 濃霧とは、平地で視程が200m以下になる霧のことをいう気象用語です。この濃霧が
    雲海となります。[雲海は濃霧により成るんです。普通の浮雲は雲海とは呼ばないんです]
  4. 雲海は平安時代に生まれた言葉で、高い山から見た濃霧のことを言います。現代で
    は飛行機から見た表情がぴったりで、濃霧を空から見下ろしたことを言います。
  5. 濃霧を見る時間帯は明け方です。当日の気温は朝が最も低いからです。
    (放射冷却現象があるからです)
  6. 濃霧が発生するときは濃霧注意報が発令されます。(テレビ)
  7. 竹田城跡には濃霧注意報は年間70回(2022の場合)発令されます。
    (濃霧注意報マップ365参照)
  8. 濃霧が雲海を作るが、濃霧は放射冷却現象で起こります。放射冷却現象は秋が最も
    起き易く夏は起きません。だから夏は雲海は見られません。
  9. 濃霧は濃ければ濃いほど見られる時間は長くなります。濃ければ濃いほど消える
    までに時間が掛かるからです。まだ暗い内でも濃霧は発生しているが暗いので見え
    ません。雲海は起こっているが暗いので見えないのです。このことが雲海が見えた
    見えないの観測結果につながります。観測がばらつくのです。
  10. 70回発令された濃霧注意報のうち、実際に濃霧になるのは6割弱の40回です。この
    40回のことを濃霧雲海といいます。残りの4割は朝見えるときは山霧かもしくは霧
    なしとなって現れます。(濃霧注意報マップ365参照)
  11. 40回の濃霧雲海のなかには8割濃霧、5割濃霧も含みます。濃霧が半分消えた姿と
    なります。(濃霧注意報マップ365を参照)
  12. 40回の濃霧雲海の内で全濃霧となるのは20回の半分です。⇒写真撮影での狙い目
  13.  竹田城跡には濃霧注意報の発令対象とならない雲(霧)も発生します。これを山霧と
    いいます。全国いずれの地でもこの雲(霧)は発生する。(雲雲海マップ365参照)
  14. 竹田城跡の対岸には立雲峡といういう凹地があり、雲海を見る場所として、即ち竹
    田城跡を外から見る場所として知られています。(台湾まで知れ渡っています)
  15. 対象とならない霧にもう一つ立雲霧(友じい命名)あります。立雲霧は立雲峡の谷間
    だけに発生する独特の霧です。立雲峡から見るとこれが竹田城跡に掛かっているよ
    うに見えます。(雲雲海マップ365を参照)
  16. 以上14と16は雲であるが、立雲峡から見れば重なり合ってあたかも雲海のように見
    えることもあります。これを雲雲海と言います。(友じい命名)
  17. 観測は、観測の原則「定点観測」によります。定点は我が家をA、ライブカメラをB
    立雲峡展望台3ケ所をまとめてCとする3点で観測しました。
  18. 立雲峡入山者のほとんどの人が友じいのいう雲雲海(雲)を見て雲海だと思っていらっ
    しゃる。地元の人でもそのように思っておられる人が多い。雲海は濃霧により成る
    んですが・・・・ 雲はならないんです。
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